そろそろ我が家の在庫が切れてきたので、作りがてら、手軽に作れてカラダにも嬉しいレシピをご紹介します。出来上がったものは、炭酸で割っても、そのまま飲んでもOK。ご飯のソースにも使えます。実はこのレシピ、最初に作り始めたきっかけは、脳梗塞で他界した父の療養食のためでした。今では80を越えた母が愛用してくれています。
作り方は簡単、ただひたすらレモンを皮ごとスライスして種を取り、蜂蜜とりんご酢に漬け込みます。夏バテ防止の養生食としておさるのかわりに、おさる母を守ってくれるアイテム。ずぼらなおさるでも、これを作って届けるとちょっとだけ親孝行をした気にさせてくれるレシピでもあります。(笑)
カラダに良い「養生食」。でも美味しくないと続けてもらえない
両親を食事でサポートできる何かを探して 見つけたレシピ
冒頭に書きましたが、去年他界したおさる父(享年86)ですが、父が数年前に脳梗塞で倒れ、半身がうまく使えなくなり、介護が必要になって、デイサービスのお世話になることに…。合わせて実家では、二人の食事改善が求められました。 ところが、栄養士さんの「炭水化物を控えてください」の助言に、おさる母は「ねえねえ炭水化物ってなに?」って電話で質問してくる状態。こりゃあかんと、養生食になりそうものを、探し、作ってもっていっては食べてもらい。気に入ったらおさる母も自ら作ってみる。ということが何回か繰りかえされました。 カラダに良いとわかっても、おいしくないと食べ続けない。さらにカラダに良いと言われ、がんばって食べ続けてみても、健康診断の数値が変わらないからやめちゃう。いくつか続けて食べる習慣になった食材の一つが、この蜂蜜レモンりんご酢なのです。 最初はテレビの受け売りで飛びついて作った
親の介護予防にと作りはじめ 今では自分にも大切な美容・養生食に
「はちみつレモンりんご酢」は、数年前テレビで血流改善に男性と女性のタレントが医師の立会い測定の元、数週間試して血流と血管年齢を調べるという番組で紹介されていたレシピです。
父は脳梗塞を発症して入院後、CTの検査の結果、すでに軽度の脳梗塞、脳溢血を起こしたことがあったようで、血栓をつまらすことがないような薬も、血管が切れてしまわないための薬も両方使えなかったのです。
加齢による血管の劣化は仕方がないとしても、「血管を修復する。血流を改善する。この2つの機能がある食材」ならと、試してみました。介護をしていたおさる母が気に入って食べ続けてくれました。当初はおさる母も、高血圧、糖尿病の予備軍だった数値が、今では正常になっています。(今では母自身も気をつけるようになり、いろんな食材を試しているので、もちろん、このレシピだけで結果が得られたわけではないと思います)
さてさて、ここでご紹介するにあたり、改めて調べてみたら、様々な効果が書かれていて、あらためてその良さに気がつきました。今回はおさるセレクトでそれぞれ5項目ずつまとめて書き留めておきます。
何かの食材を「どこかに効く」と理解して食することは、筋トレで「部位に働きかけていることを意識するとその筋肉が使える」とトレーナーが言うのと、同じ効果があるとおさるは思います。
書いてていうのもなんですが、その実あんまり覚えておけないので、忘れたときに読み直すおさるの備忘録でもあります。今回ご紹介したレシピ通りに用意せずとも、レモンやりんご、りんご酢などを食した時に、参考に思い出してもらえれば幸いです。
<レモンの特徴>
ヘスペリジン、クエン酸、ペクチン、ビタミンCなどの抗酸化成分が豊富です。
「ビタミンC」+「フラボノイド」の組み合わせは血管をきれいにして血圧を下げるサポートをしてくれるそうです。
皮に含まれる天然殺菌成分「サルベストロール」+「リモネン」はがん予防に効果があると言われています。(サルベストロールは元来植物、果物が真菌や細菌から身を守るために作られた、ファイトレキシン ※参考:ハーツデンタルクリニック西白井駅前 院長ブログより)
「カルシウム+ミネラル」が骨の成型をサポートするため骨粗しょう症の予防にもなると言われています。
果実よりも皮にその栄養成分が多いので、皮ごと使うこと。
<りんご、りんご酢の特徴>
「リンゴポリフェノール」といわれるプロシアニジンやカテキン、コロロゲン酸、アントシアニンなど数種類もの抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。
「リンゴペクチン」血糖値の上昇を抑え、腸内を整える働き。
リンゴに含まれるビタミンCは、熱に強い酸化加型ビタミンC。(熱に強いビタミンCがあるんですね!)
酢酸には、血液中の脂質を減らす働きがあり、代謝をあげる。またクエン酸が、体内のエネルギーを作り出すことに関与しているため、ダイエット効果などもある代謝を促進すると言われています。
りんご酢に限らずですがお酢の成分がレモンの皮の部分を柔らかく分解することから、レモンの皮の中に閉じ込められている成分が、一緒に漬け込むことで、体内に吸収しやすくなる。
おさる自身も、かれこれこれを飲み始めて1年と半年ほどたちます。たまに忘れていて1、2週間ほど空く日もありますが、飲み続けている結果として自覚があるのは2つほど、40すぎて出るようになった、春先に起きててで感じていた手足のむくみはだいぶ緩和されております。エブリディ不規則生活が通常ですが、大きな吹き出物がでなくなり、肌荒れはしなくなりました。(肌年齢は測ったことないのですが、体組成計で測るとカラダ年齢はマイナス10〜15才です)
さてやっとたどり着いたレシピ
簡単なレシピ・用途は豊富 夏バテなどの対策にもなるので 材料にはちょっとこだわってほしい
・ノンワックス無農薬 レモン 3〜4個 程度 ・生の蜂蜜 150〜200g 程度
・塩 少々
・りんご酢 750ml
作り方は「やさい予報」新玉ねぎの回でご紹介した玉ねぎの蜂蜜りんご酢漬け とほとんど同じです。上記材料はお好みで変更してみてください。 材料にこだわってほしいことは2つ 1)ノンワックスで無農薬のレモンを使ってほしいです。<レモンの特徴>3に書き記した成分は自然農法により発生する成分です。レモンを洗う時はゴシゴシ強くこすり洗いはせず、軽く水洗い程度で作ってみてください。
2)蜂蜜はできるだけ生(LOW)を使って。理由は以前のブログ「OnAir直前に、風邪で声がスナックのベテランママな件」にも書き記しましたが加熱生成された蜂蜜は消化しづらい粘土のある成分に変化するといわれています。(また生の蜂蜜は乳幼児・小さなお子さんには与える時は注意が必要です) 作り方・保存 櫛形にカットしたレモンはタネを抜いてスライスします。厚さはお好みで、飲み物の用途をメインにするのであれば、薄くしたほうがいいです。おさるは飲み物にしようする場合は、漬け込んだものを、ハンドミキサーでミキシングしてしまうので、ドレッシングや食材に使うソースの時に歯ごたえを楽しみたいので2〜3mmぐらいの厚さで作ります。
熱湯などで煮沸消毒したガラス瓶に材料を入れて1日寝かせたら、翌日から使えます。常温保存は、一度放置して腐らせた実績があるので、長期保存は冷蔵庫で。
用途
毎日大さじ2杯分のはちみつレモンりんご酢とお水か炭酸でいただけば良いです。他の用途はサラダのドレッシングがわりに、また、鶏肉や豚肉、鮭や白身魚のバターと一緒にアレンジしたレモンソースに使えます。おさる母は納豆のトッピングにいいと言ってました。(やってみましたが、これはこれで好みもあるかなーというところ…おさる母には内緒です) 梅酒を漬ける4リットルの大きな瓶にたっぷり作って、おさる母以外にお友達にも差し上げたりしてます。効能など伝えてない方でもさっぱり美味しいので、お酒で割って飲んでるなど好評です。 暦の上では5月6日から立夏となり、今年も夏が始まりました。日差しも強くなってきたので、暑い夏を迎えうつ、基礎体力と肌力をあげるアイテムとしてご紹介しました。 あ!それから「やさい予報」5月10日金曜日にラジオでお話します。今週もよろしくお付き合いください。
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