top of page
  • 執筆者の写真osaru

やさい予報プラス:天然貯蔵アイスシェルターって?

写真はきっかけとなった追熟された紫キャベツ。だいぶ食べかけになった写真でごめんなさい。つまりそれほどおいしかったんです。それが このアイスシェルターのせいだったとしって今日は驚いたり納得したりで、ほんじつはそれを記事にしてみました。

毎週バグラスファーマーズさんから週末のファーマーズマーケットで売り出される野菜リストと一緒に、お勧めのお野菜を紹介するお便りが届きます。今日はこの中で登場した「アイスシェルター」が気になって調べることに。まずはきっかけになった、お便りからご紹介しましょう。


<バグラスファーマーズさんからのお便り抜粋>

今週のおすすめは一度は召し上がって頂きたい北海道佐々木ファームさんの自然栽培寒玉キャベツ・紫キャベツ!!こちらのキャベツは雪が降る前に収穫しアイスシェルターで保存しているものを出荷して頂いております。
採れたても美味しいのですが、アイスシェルターで追熟し旨み・甘みが増しています。キャベツ独特の臭みがないので生でも◎肉厚で旨みたっぷりなので加熱しても◎。先日の暖かさで、キャベツの菜花を咲かせようとしていました。凄い生命力です。

というわけで、この熟成させるアイスシェルターなる箱が気になったのです。

<アイスシェルターとは?> めっちゃエコ!冷凍機械不要。自然のエネルギーだけで0度に保貯蔵庫。

「水が凍っていく(寒期)のときには放熱して0℃」また、逆の「融けていくとき(暖期)にも0℃」で維持。このように水と氷の共存状態は0℃となる性質があります。 この共存状態を周年保つ様に設計すれば、周年0℃の温度保持ができ、これを活用した貯蔵庫がアイスシェルターとなります。 田尻機械工業株式会社 / 新技術 / アイスシェルター 2005.01.20掲載 参照) 熱資源を使うこともなく、地域の気候特性を生かして自然の貯蔵庫を作り、保存する。すごくエコ!! しかも追熟して美味しさを増やせるのですから、ありがたい仕組みです。 土地の工夫として雪国では雪の中に野菜を保存することはどの地域でも見受けられます。 このように、古くからの知恵を科学的に原理を理解し、さらに仕組み化して今の時代に生かしていく、まさに温故知新をそのまま具現化したような貯蔵庫でした。


<自家製寒玉紫キャベツ食べてみた> このお便りをいただく前の週に、おすすめで我が家に紫キャベツが到着していました。 到着したお野菜は最初に、軽く洗って何の料理にするか考えながらパリパリ生色するのが習慣になっています。 当然この追熟の話を聞いていなかったため、食べた瞬間「あれ?」と思いました。 紫キャベツには独特の苦みがありませんか? このキャベツにはそれがなくて、なんなら甘い。それでおも冬キャベツらしい風味と肉厚だけど筋ばってない柔らかい歯応えでした。 結果、スナック菓子みたいに葉をめくっては、シャクシャク食べてしまいました。調理するまもなく、味付けもせず、胃袋に消えてしまいました。 写真は気がついて慌てて撮ったので、到着時より半分以上小さくなってます。 今週お便りを拝見して 謎がとけ!膝ポンして納得しました。


<自然の力で無理なく行うことって優しい整い方になるのでは?> お野菜の育て方、豚や鳥の飼育などでも放し飼いなど、自然栽培や飼育によって風味が変わることはあらためて私たち消費者に理解できる機会が多くなりました。大量生産。大量消費が当たり前になり、忘れられていた昔ながらのことに今一度立ち返る機会も多くなりましたよね。 そんな中、自然に無理なく抽出したり、作り出したりする食品は、風味が穏やかに整っている気がします。身近なものでは「水出し紅茶」「水出し珈琲」もその一つかと。機械で高熱で加熱処理を施したものより。ゆっくり抽出したものの味わい深さを楽しむ。そんなゆとりもまた人に良い影響がある気もします。 育てかた、作り出し方、多少時間がかかることがあっても、ちょっと美味しくなるひと手間として時間の質を変えることができたら、楽しい大人の時間になりそうだ。 なんてことを残り少ない、ちっこくなった紫キャベツをかじりながら思うのでありました。

ファーマーズマーケット今週も国連大学の横のオーバルビルで開催されます。日曜日のみですがバグラスファーマーズさんも登場されています。 追熟されたキャベツのほかに、追熟長芋も登場しています。とれたてやさいももちろん豊富です。 鮮度と熟成 両方楽しめる今週末マーケットにぜひ足を運んでみてください。  ご拝読感謝です。

追記: おかげさまでMakuakeで公開している cotonasi(コトナシ)「まるごと黒米ほうじ茶」は200名以上のサポーターさんから応援いただき175%達成させていただいております。 公開は3月29日まで、この原料の黒米もご紹介しているバグラスファーマーズさんにお手伝いいただいております。 やさい予報きっかけで始まったお茶ブランドでもあります。 ぜひこの機会にご覧いただければ嬉しいです! ↓↓↓Makuake公開プロジェクトサイト↓↓↓ cotonasi(コトナシ)まるごと黒米ほうじ茶


閲覧数:38回0件のコメント
bottom of page