「やさいもカラダも天然もの」やさい予報のおさるです。旬のお野菜をいただくということはもっとも元気な状態をいただくことにもつながります。今回は野菜のお話より先にカラダに今必要な酵素のお話をしてみたいと思います。 今コロナの予防に注目されている酵素があります。その酵素が春が旬のお野菜にたくさん含まれているとわかり、今回は小躍りしながらお伝えしております。
「グルタチオン」という成分は聞いたことがありますか？ 私はちょっと前にダイエット、デトックスなどの生活習慣病予防、美容系の方向で耳にしていた成分でした。下記に記した研究結果によりコロナに有効だときいて、調べてみることにしました。
グルタチオンは強い抗酸化作用を発揮する酵素
■グルタチオンの主な作用
・抗炎症作用
・ビタミンEやビタミンCの還元
（体内で活用され酸化した、ビタミンを還元して体内で再び使えるようにする働き）
・解毒作用（毒素などを捕まえて外に出す働き）
・ウィルスの複製を阻害する（ウィルスが増幅しない）
■グルタチオンとコロナウィルスの関係
ロシアの研究者から発表がコロナが蔓延した2020年4月25日になされました。（2020年5月上旬の掲載時はこの発表はプレプリントで）内容としては重篤患者は体内のグルタチオンが著しく欠乏している(軽症者と重傷者を比べるとおよそグルタチオン濃度が１/10に現象している）という発内容です。グルタチオンが欠乏しているから重篤になったということか、あるいはウィルスに感染してグルタチオンが欠乏したかについての結果的なのか原因なのかは現在検証されきれてませんがグルタチオンが深く関与していることは十分推測されます。
重症化している人は、グルタチオンによって抑制されるはずの サイトカインストーム（炎症が止まらない）状態が起こります。グルタチオンの効果はこれまでも研究発表が行われており、臨床での応用について過小評価されているとも研究者は述べています。また、 高齢者、２型糖尿病、肥満、癌、心血管、呼吸器、肝疾患などの多くの慢性疾患にグルタチオン欠乏が見られると言われています。 グルタチオン欠乏により肺の炎症悪化させるARDSや多臓器不全を起こすとも言われています。
こうして記述してみると、やはり今、蔓延しているウィルスにも、そして冬から春先にかけて出てくるインフルエンザにも、グルタチオンをきちんと体内に保有しておくことは有用でで、持病お持ちの方、ご年配の方には特に必要な酵素となります。
グルタチオンの摂取方法
今特に、そして今後もできればコンスタントに担保していきたいグルタチオン酵素。
これをカラダにキープしていくには、以下の２つの方法ががります。
①体内でグルタチオンを合成 グルタチオンは、システイン、グルタミン酸、グルシンが繋がった鎖トリペプチドのことを表します。 ■体内でグルタチオンを合成を促すえ栄養素 タンパク質(グルタチオンの原材料)/NAC/マグネシウム/ビタミンB群/ビタミンC/ビタミンE/α-リポ酸/セレン だた栄養素があっても合成を促進する力は加齢と共に低下していくと言われています。
②食品など外部から摂取する 上記でお話した合成を促すサプリを摂取することも有効だとは思いますが、野菜などからグルタチオン酵素を取り入れることもできます。以下はグルタチオンを豊富に含んだ野菜です。しかも大事なことなので異様にでっかく表記しちゃいます。
・アスパラ ・アボカド ・ほうれん草 ・緑茶 ・ざくろ
・ぶどう類
・アブラ菜科の野菜
ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、ケール、カブ、からし菜、菜の花、なば菜、ルッコラ、わさび、大根（根菜は葉っぱの部分も一緒に摂取して）
実はこの酵素、今は常備野菜とされていて、もちろん春が旬の野菜たちに多いのです。
ありがとう野菜たち！そして、ありがとう生産してくださる農家さん！そしてありがとう流通してくださるみなさま！ 自然から「コロナに負けないでねっ！」って応援されている気がして、おもわず勝手に目頭が熱くなったりして（単に涙腺がゆるいお年頃なんですょ。すみません）。
そんなわけで、今食べてほしいお野菜たちを列挙してお伝えしました。おいしく味わって、コロナ予防ができるなら、こんなありがたいことはありません。ぜひぜひ、たくさん召し上がってみてください。
ご拝読感謝です。やさい予報は以上となります。
みなさま、どうかお元気でお過ごしください！
このコーナーでご紹介したお野菜は、青山の国連大学前で開催されている、ファーマーズマーケットで購入することができます※お野菜の入荷情報にご協力くださっているのは無農薬、無科学肥料でお野菜を作る。バグラスファーマーズさんです。
毎週金曜日１０時から放送される「Crystal ISM」(Reinbowtown/FM周波数88.5MHz )。おさるは代４週で登場いたします。 是非ラジオも聴いてみてくださいね。
(2024.3.追加記載）